What is Sonar ソナーとは?
ソナー(Sónar)は、1994年にAdvanced MusicとMew Media Artによって設立された世界屈指のフェスティバルであり、バルセロナで毎年6月に3日間に渡って開催される。

2002年からはスペインの国境を越え、ユニークな会場と環境と、開催国内の才能やシーンにもスポットライトを当てるという、ソナーの確固たる理念を反映させたイベントが世界中で開催されている。拠点であるバルセロナの他、現在は東京、サンパウロ、ケープタウンで毎年開催されており、その他にもロンドン、フランクフルト、ソウル、ブエノスアイレスなど様々な主要都市で開催されてきた。

毎年90カ国以上からオーディエンスを集めるソナーは、アーティスティックなエンターテインメント性と、新しい音楽のトレンドを反映させる前衛的で実験性に溢れる姿勢とを同時に兼ね備え、幅広いカルチャーを組み合わせた独特のフォーマットとコンテンツによって、先駆的フェスティバルとしての確固たる地位を築いてきた。各地で開催されるイベントにおいて、メイン・アーティストの選定や、常に進化するエレクトロニック・ミュージックの最新トレンドを取り入れたラインナップにも定評があり、また、異なるジャンルの交流が見られる場としても注目を集めている。

世界のソナ・イベント

 
A Taste of Sónar (テイスト・オブ・ソナー)
ソナーのサテライト・イベントとして、これまでロンドンなどでも開催されてきた A Taste of Sónar(テイスト・オブ・ソナー)。世界を代表する音楽イベント。スペイン国交400周年を迎えた今年、アジアで初となる大阪での開催が決定!!

ソナーサウンド・トウキョウとは

ソナーは、過去20年間に渡り、エレクトロニック・ ミュージック、アート、そしてテクノロジーを融合したフェスティバルの先駆的存在としてのその地位を築き上げてきた。本家であるバルセロナの他にも、世界規模にその活動範囲を拡げ、これまでにロンドン、ニューヨーク、フランクフルト、サンパウロ、ケープタウン、そして東京などの主要都市で、ソナーの理念を反映させたイベントを開催してきた。

ソナーは、真に良質でインターナショナルなトップ・アーティスト、そしてスペインのアーティストを毎年ラインナップする一方で、日本の音楽をヨーロッパに紹介するための最も重要なショウケースとしての役割も果たしてきた。
これまでイエロー・マジック・オーケストラ、坂本龍一、池田亮司、コーネリアス、真鍋大度など85組もの日本人アーティストを世界中で開催されるソナーのイベントに招いてきた。
そして2002年からは、ソナーサウンド・トウキョウ(SonarSound Tokyo)がスタート。ここ日本でもソナーを体験し、楽しめるようになり、Beatinkとパートナーシップを結んだ2011年からは、ageHa / Studio Coastにて毎年開催されている。

ソナーサウンド・トウキョウ 2011は、2011年3月に起こった東日本大震災と福島第一原発での事故により多くのイベントがキャンセルとなる中、復興支援をいち早く発表し、震災後初の大型フェスとなった。被災した日本の為に急遽出演を発表し、感動的なパフォーマンスで会場を盛り上げたカール・ハイドとダレン・プライスを擁するアンダーワールドDJsをはじめ、フライング・ロータス、バトルス、ドリアン・コンセプト、池田亮司、DJケンタロウなど多くのアーティストが出演。 多くの逆境の中、音楽・アートを愛する者たちの思いが共鳴し、参加した全ての人達が忘れがたい感動を共有する貴重なイベントとなった。また、大震災で被災された方々への支援として、本イベントで得た利益の寄付、ソナー・バルセロナおよびソナー・ガリシアのチケット売上の一部の寄付、アーティストやその他関係者・招待者からの寄付を行った。

今年のソナーサウンド・トウキョウ 2012には、スクエアプッシャー、ザ・シネマティック・オーケストラ、ヴィンセント・ギャロ、クラーク、マウント・キンビー、グローバル・コミュニケーション、黒川良一、アオ・イノウエら50組に及ぶアーティストが出演。音楽パフォーマンスのみならず、アート・インスタレーションやトーク・ショウ、そして2年連続でホストを務めたRed Bull Music Academy によるSonarDômeステージでのパフォーマンスなど、様々なプログラムが全4ステージで行われた。